豊田駅 (北海道)
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豊田駅 | |
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とよた Toyota | |
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所在地 | 北海道勇払郡穂別町字豊田(現:むかわ町穂別豊田) |
所属事業者 | 日本国有鉄道(国鉄) |
所属路線 | 富内線 |
キロ程 | 31.0 km(鵡川起点) |
電報略号 | ヨタ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
開業年月日 | 1923年(大正12年)11月11日[1] |
廃止年月日 | 1986年(昭和61年)11月1日[2] |
備考 | 富内線廃線に伴い廃駅[1] |
豊田駅(とよたえき)は、北海道(胆振支庁)勇払郡穂別町字豊田[3](現・むかわ町穂別豊田)にあった日本国有鉄道(国鉄)富内線の駅(廃駅)である[1]。事務管理コードは▲132305[3]。
歴史
[編集]- 1923年(大正12年)11月11日 - 北海道鉱業鉄道金山線生鼈駅(後の旭岡駅) - 辺富内駅(後の富内駅)間延伸開通に伴い杵臼駅(きなうすえき)として開業[4][5]。一般駅[1]。
- 1924年(大正13年)3月3日 - 鉄道会社名を北海道鉄道(2代目)に改称、それに伴い同鉄道の駅となる。
- 1943年(昭和18年)8月1日 - 北海道鉄道が戦時買収により国有化。線路名を富内線に改称、それに伴い同線の駅となる。同時に豊田駅に改称[1]。
- 1960年(昭和35年)4月1日 - 業務委託化。
- 1977年(昭和52年)2月1日 - 貨物・荷物取扱い廃止[1]。無人化[6]。
- 1986年(昭和61年)11月1日 - 富内線の廃線に伴い廃止となる[2]。
駅名の由来
[編集]旧駅名の「杵臼」は、アイヌ語の「キナウㇱ(kina-us)」(草が・多い)に由来する[7][8]。その後「水田ができたので豊作を祈って部落名を『豊田』と改めた[5]」ため、北海道鉄道による買収に際して駅名を改めた[5]。
駅構造
[編集]廃止時点で、島式ホーム(片面使用)1面1線を有する地上駅であった。ホームは線路の北西側(日高町方面に向かって左手側)に存在した[8]。かつては島式ホーム1面2線を有する列車交換可能な交換駅であった。使われなくなった駅舎側の1線は、交換設備運用廃止後も日高町方の転轍機及びホーム近くまでの線路が側線として残っていた(但し1983年(昭和58年)時点では転轍機の先の部分に車止めが設置されていた[8])。
無人駅となっていたが、有人駅時代の駅舎が残っていた。駅舎は構内の北西側に位置した[8]。
利用状況
[編集]- 1981年度(昭和56年度)の1日乗降客数は8人[8]。
駅周辺
[編集]- 北海道道74号穂別鵡川線
- 胆振豊田郵便局
- 鵡川[9]
- キナウス川[9]
駅跡
[編集]1999年(平成11年)時点では消防団の建物が建築されていた[10]。2011年(平成23年)時点でも同様であった[11]。
また、1999年(平成11年)時点では駅跡の穂別方を流れるキナウス川にガーダー橋が残存し農道に転用されていた[10]。2011年(平成23年)時点でも同様で、そのほか栄方に線路跡の築堤やトンネルの坑口、擁壁、落石防止用フェンス、標識などが残存していた[11]。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、866頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ a b “日本国有鉄道公示第109号”. 官報. (1986年10月14日)
- ^ a b 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、229頁。doi:10.11501/1873236 。2022年12月10日閲覧。
- ^ 『官報』 1923年11月20日 鉄道省彙報「地方鉄道運輸開始」(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ a b c 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、97-98頁。ASIN B000J9RBUY。
- ^ “「通報」●日高本線浜厚真駅ほか17駅の駅員無配置について(旅客局)”. 鉄道公報 (日本国有鉄道総裁室文書課): p. 2. (1977年1月31日)
- ^ 本多 貢 (1995-01-25). 児玉 芳明. ed (日本語). 北海道地名漢字解. 札幌市: 北海道新聞社. p. 41. ISBN 4893637606. OCLC 40491505 2018年11月14日閲覧。
- ^ a b c d e 書籍『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』(小学館、1983年7月発行)107ページより。
- ^ a b 書籍『北海道道路地図 改訂版』(地勢堂、1980年3月発行)11ページより。
- ^ a b 書籍『鉄道廃線跡を歩くVII』(JTBパブリッシング、2000年1月発行)65ページより。
- ^ a b 書籍『北海道の鉄道廃線跡』(著:本久公洋、北海道新聞社、2011年9月発行)84-86ページより。